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ロシアの卵かけ幼女(下痢気味)

ブーン系とか、小説とか、いっぱい書きたいです。

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('(゚∀゚∩<空想ロリータ>と東京タワーの奇術は冷蔵庫から始まるようです その2

2009-11-18
その他
政治国家。
法律国家。
法は凡てを裁く。
非人神――と呼ばれる。
神は人に非ず。
神はこの世には存在せず。
非人神は、その両方の意味を持つ。

基督教か仏教か回教か。
そのどれもが馬鹿げて見えるほど。
神はこの世に存在しないのだ、と。
仏であろううが何であろうが、信心の対象は存在しない。

この世で信じられるのは、唯一、己のみである。

政治屋や法律屋が儲かる。
どんな罪であろうと、裁判官に逆らえる者はいない。
一度でも失敗すれば、終わり。
「政治」が強大な力を持っている。

しかし、かといって政権分離はなされており。
というか、徹底的に管理、監視されている。
「ずる」がなくなった。
誰もが同じ土俵に上がることが出来る。

神がいない。
つまり、人、他人。
恥の文化を上塗りし、更に強固にしたような。
八百万の神より八十人の他人。
他人に見られているという、かなり特異な文化。

犯罪抑止にもそれは繋がる。
どころか、防犯意識が高く、軽犯罪を起こす余地がない。
事後処理も徹底されており、権力を持つ人間によって執行される。

しかし。
アジア諸国で貧民層が塵を分別するのと同じだ。
警察の為――と、重犯罪は、放っておかれるのだ。
だから、殺人事件など、大事件に関しては無能、
杜撰(ずさん)さが見受けられる。
危ない事件は任せよう、と、どこか他人行儀。
本末転倒である。

馬鹿げた国だ。
馬鹿げた国だが、他方、絶賛される面もある。
しかし、諸外国はこの制度を取り入れようとはしない。
島国の、弱小国家の言いなりにはなりたくないだろう。
僕が欧州の立場ならこの国に従うどころか属国に仕立て上げる。
北か南の島々に基地でも建設すれば良い。

徹底しているのだ。
先人たちの価値観を変えるのにも苦労したが、
高々十数年でその記録は塗り変えられることになる。
まず、共通言語を作り出した。
全国の方言――訛り――特徴を消し去り、平面にした。
そして、天皇をなくした。
天皇というモティーフを、消し去った。
そして神という幻想も消し去った。

口八丁。
巧みな話術が必要だ。

喋ることが巧ければ、財政人になれる。
だから、勉強した。
事実、この制度を実施してからというもの、年々学力は高まり、
活字離れした若者も、読書をする習慣を身に付けた。

その分、プライドも高まる。
誰も結婚をしようとしない。
幾ら技術が進歩しようと、クローン人間など作れやしない。
数世代以内にこの種は滅亡するだろうと予測されている。
まあ、いずれそうなった場合は、子作りに励むだろう。
それとも、科学と結婚するか。
事実、僕だって特に性欲はない。
いざとなったらの保険だ。

詭弁国家だ。
嘘吐きが罷り通る。

トータルで見ると、成功なのだろうか。
それとも、歴史の通過点に過ぎないのか。


('(゚∀゚∩「君は本当に回りくどいね」

('A`)「そうかな。光栄」

('(゚∀゚∩「何でったって僕にフィールドワークをさせるんだい。
      君は安楽椅子探偵ですらありゃしないぞ。自分で動けばどうなんだ」

('A`)「僕は君と一緒に事件の考察を行いたいんだ」

('(゚∀゚∩「本当の動機はなんだよ」

('A`)「×××ているからに決まっているじゃないか」

前半部分は、歯切れが悪く、聞こえなかった。
曖昧糢糊に、生返事をする。

('A`)「…………」

溜息を吐かれた。

内田はそういう男なのだ。
真実を知りながら、僕を招く。
そのスタンスはどうかと思う。
依頼があればそこに赴くか、得意の話術で喋らせるだろうし、
情報網で噂を拾ったら、フィールドワークと決め込めば良い。

('(゚∀゚∩「ああ――分かったよ」

僕が知り得た情報を、開示する。


イ从゚ ー゚ノi、「彼――木戸さんは、とても良い方だった。愛想良く、そして性格も良かった。
       多分、萌芽荘で、嫌っていた人は一人もいなかったはず」

だった。かった。かった。
分かってはいたが、過去形で表現されると、中々に「来る」。
木戸とは、高校時代の同期生だった。
もう十数年会っていないが、親交が深かったことは覚えている。
管理人さんの印象そのままの男だ。

('(゚∀゚∩「単刀直入に聞きます」

誰からともなく、唾を呑む音が響いた。
昼間の住宅街には似付かわぬ雰囲気。

('(゚∀゚∩「木戸は、誰の部屋で発見されたのですか」

ああ、発見! 自分で言って虫唾が走る。
気持ちが悪い。現実から乖離している。

イ从゚ ー゚ノi、「――喜田、さん……です」

('(゚∀゚∩「喜田! ヨロコブにタンボの」

大声を上げてしまう。
一層管理人さんの眉間に皺が寄せられる。

イ从゚ ー゚ノi、「はい――そのキダです」

喜田疋己(きだ・ひきこ)。

彼もまた、高校時代の同期生だ。
出来すぎていやがる。

('(゚∀゚∩「ここ、萌芽荘の一室から――バラバラ死体が見付かったと」

間髪入れずに質問する。

('(゚∀゚∩「木戸であった肉片は――どの部位が存在していましたか?
      首だけだとか、腕や脚もあったか、胴体はどうだったか――」
        ・ ・ ・ ・ ・
イ从゚ ー゚ノi、「全身でした。欠損することなく」

酷な質問だっただろうか。
顔色が悪い。

木戸を形成していた部位は、全身があった。
全身――?

違和を感じた。

バラバラ死体。
それは、通常――
隠蔽する為に行為ではないのか?
だから感じたのか。
首があったから。
だから――おかしい。

指紋やDNAを気にするよりも――顔。
顔が割れているのなら、
血を採って睨め合いしたり、資料と照らし合わせなくとも良い。
何故バラバラにしているのに。
何故、身元を隠していない――?

('(゚∀゚∩「どのような状態で?」

イ从゚ ー゚ノi、「バラバラ、と言う他ありません――
       喜田さんの状態は、
       〈帰ってきてビールを飲もうと思ったらあった〉と聞いています」

('(゚∀゚∩「帰って――? 仕事か何かから、帰宅して、ということですか」

イ从゚ ー゚ノi、「はい。勤務を終え、自宅へ帰り、そして――ですね。
       大変驚き、救急と警察、両方を呼んだと言っていました」

('(゚∀゚∩「そう――ですか。では」

危うく、聞きそびれるところだった。
これが、重要なのだ。

('(゚∀゚∩「喜田は、帰宅し、異臭がしたとは、言いませんでしたか?」

異臭――腐敗臭だとか。
付け足す。

イ从゚ ー゚ノi、「記憶では、言っていないと思います」


('(゚∀゚∩「内田よ。ここまで――僕は調べたぞ」

('A`)「君にしては出来た方だ。及第点」

怒った。

('(゚∀゚∩「君はずっとそこにいれば良いだろうが、僕は調べたんだぜ?
      君とは訳が違うさ。
      さあ、そこまで言うからには、君も情報を開示するのだろう」

('A`)「僕の知り得る情報、ね。
    しかしね、夜木。君は僕の言葉を聞いて、こう言ってしまうだろう――」

('A`)「それは〈空想ロリータ〉の犯行じゃないのか?」

悪寒。
寒気が背を這いずり回る
どころではない。
吐き気がする。
気持ち悪い。
〈空想ロリータ〉だと!
馬鹿馬鹿しい。
目眩がする。
まさかだ。
お伽噺も大概にしろ。

('(゚∀゚∩「始まった! 口八丁手八丁だ」

('A`)「僕は事実を述べるだけですよ」

ただね。
ただ、依頼人が悪すぎた。
引きが良すぎた。

('A`)「これじゃあ正に安楽椅子探偵だよ」



その1
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